指定管理者制度とPark-PFI
指定管理者制度とは
地方公共団体が管理運営を民間事業者やNPO法人などに委託し、公共施設の運営を効率化・民間のノウハウを活用する制度です。(2003年導入)
弊社も2019年から 千葉県立手賀沼自然ふれあい緑道 の指定管理を行っています。

Park-PFI(公募設置管理制度)とは
民間事業者が公園内にカフェやショップなどの収益施設を設置し、その収益で公園の整備・運営を行う制度です。(2017年導入)
▼久屋大通公園(愛知県名古屋市)

▼山下公園(神奈川県横浜市)

▼手賀沼公園(千葉県我孫子市)

指定管理者制度とPark-PFIの違い
指定管理者制度は、既に存在する公共施設の管理をアウトソーシングするのに対し、Park-PFIは新たな公園施設を民間企業が建設・運営する制度です。
項 目 | 指定管理者制度 | Park-PFI |
---|---|---|
目 的 | 公共施設の管理運営の効率化 | 公共施設の整備・運営に民間資金導入 |
資金調達 | 公的資金・予算からの委託 | 民間資金・投資を導入 |
契約期間 | 比較的短期(数年~10年程度) | 長期(20年以上) |
役 割 | 管理運営の委託 | 施設の整備・運営の一体的実施 |
どちらの制度も多様化する市民ニーズに対応し、公共施設の運営効率とサービスの質を向上させるために導入されました。
現代の公園には、健康促進や自然環境の保護、地域コミュニティの活性化、安全・安心の確保、持続可能な運営といった多様な役割が求められています。
造園会社の役割と可能性
造園会社は単なる施工業者を超え、公園の経営者として地域の未来を共に創るパートナーとなる役割を果たすことが求められています。
・設計・施工だけでなく、長期的な管理運営の提案
・地域資源を活用した魅力的な空間づくり
・環境に優しい持続可能な運営

【出典】(一社)日本造園建設業協会HP
あらゆる空間が造園建設業の活躍の場です。
時代や地域などの変化に対応できるように常にアンテナを高く持ち続けたいと思います。
より良い公園や都市空間の創造、地域の魅力向上や持続可能な発展に貢献していきたいです。