千葉県立我孫子高等技術専門校についてPart2
みなさん、こんにちは。
前回のブログでは、我孫子高等技術専門校の様子について書いたけど、
今回は、在学中に取得できる資格や訓練校で学んでから就職した方が良いのか
悩んでいる方に向けて造園男子が語ってくれたよ!
訓練校でどんな資格がとれるの?
造園の仕事はとても幅広く、植物や植栽、生物学、建築や土木、社会や環境をはじめ様々な分野の知識が必要になります。
また、トラックの運転にはじまり、バックホウと呼ばれるショベルカーの操作、雑草の刈払機や高所作業をはじめ様々な技能も必要になります。
高校や大学で造園を学んだ人たちは、就職してからこれらの講習を受け運転や操作を覚えるようになりますが、訓練校では授業で講習を受け取得できる資格がたくさんあります。
私が在校中に受講した安全衛生教育や技能講習はこのようなものになります。
「小型車両系建設機械特別教育」「刈払機取扱作業者安全衛生教育」「フルハーネス型墜落制止用器具特別教育」「伐木等の業務に係る特別教育」「小型移動式クレーン運転」「玉掛け技能講習」。
これだけを読んでもどのような資格がよくわからないと思いますが、新卒で造園会社へ入社するのでなく、経験者の転職活動や未経験での就職活動では役立つのではないかと思います。
私の場合もある会社の面接で「訓練校ではこれだけの資格を取れるのか」と驚かれました。
訓練校で造園を学んでから就職した方がいい?
はじめの方でも少し話しましたが、年代によって造園業界に挑戦する手段はいろいろあると思います。
私は2年前までは畑違いの広告業界にいたので、造園業界のことは詳しくはわかりません。
10代や20代の高校や大学、専門学校で造園を学んだ人はストレートに造園会社の入社試験に応募できると思います。
ただ私のように他の業界から造園業界への就職を望む人は、そのまま転職できるほど甘い世界ではありません。
30代~50代でも経済的に余裕があれば、もう一度、造園科のある大学や専門学校で学び直すという選択もありますね。
中にはそのようなライフシフトを選ぶ人もいるかと思いますが、多くの人にとってそれはかなりハードルの高い選択ではないでしょうか。
その点、訓練校の授業料はそれほど負担のかからない金額です(短期課程の半年コースは授業料は無料です)。
家族がいて(家族がいなくても)、植物や造園のことを学び直し、他の業種から造園業界へ挑戦したい。でも、費用面で課題がある。
そのような人には訓練校の造園科へ行くという選択もあるのではないでしょうか。
これはハローワークで初めて知ったのですが、訓練校の普通課程(一年コース)を受講すると一年間、雇用保険(失業保険)を受給できるので安心して勉強と就職活動に時間をかけられます。
さらに雇用保険を受給しながら週20時間までアルバイトできるなど、ネットで調べればいろいろ有益な情報が出てくると思います。
これから造園業界を目指す方へ一言
私の場合、専門学校の造園科に入学するかどうか数年間悩んでいましたが、たまたま造園科のある訓練校の存在を新松戸造園のホームページで知りました。
訓練校へ入学する前は、本当に造園業界へ挑戦できるかとても不安でしたが、実際に入学してみると、同じ目標を持った同世代の仲間たちに出会うことができました。
訓練校での一年間は大変ではありましたが、本当に楽しい時間でした。
繰り返しになりますが、特に30代~50代で植物や造園に興味があり、他の業種から造園業界へ挑戦したい。
でも、費用面で不安がある。そのような方には大学や専門学校以外でも、造園科のある訓練校という選択肢もあります。
関東では東京都、神奈川県、埼玉県にも造園科のある訓練校はありますが、千葉県在住以外の方も我孫子高等技術専門校(愛称:ちばテク我孫子校)へ通えますので、興味のある方は一度、我孫子へ見学に行ってみてはいかがでしょうか。