3度目の転職で「造園」の道に進んだ理由

はじめまして。
2026年10月5日、中途採用で入社しました松本と申します。
私は今年で社会人9年目になります。新卒で入社したのは小売業の会社でした。企画や店舗運営などを担当し、その後転職して広告業なども経験しましたが、造園業は未経験です。
このたびはこの場を借りて、私のキャリア転向のきっかけとなった大切な記憶と、新松戸造園の一員としてこれから目指していきたい未来について綴らせていただきます。
子ども時代、野原が教えてくれた自然の美しさ
なぜ、これまでと大きく違うキャリアに足を踏み入れたのか。そのきっかけとなる原体験は、子ども時代にありました。
私が小学生時代住んでいたアパートは、野原に囲まれていました。
近隣の子どもたちは皆そこで遊んでいました。そこは実際には野原というか、手入れのされない空き地であって、真夏にもなれば子どもの胸ほども丈のあるイヌムギ(イネ科の雑草)が生い茂ります。私は仲間たちとともに草の根元を足で踏み分けて道を作り、座れる場所を作り、週末や夏休みなど日の暮れるまでそこで遊びました。
植物が伸び、枯れること。そしてまた生えてくること。葉の陰に隠れている昆虫や、ブロック塀の上で陽を浴びているカナヘビ、頭上でさえずる小鳥の声。
何もかもにわくわくしていました。あの時間はいま振り返っても、非常にかけがえのないものでした。
キャリアを「地続き」ではなく「ゼロベース」で
中学、高校、大学と、成長するにつれ興味関心は変化して、友達と遊ぶ環境は都会の商業施設が中心になりました。卒業して働き始めてからは、オフィスのデスクでパソコンの画面を見ている時間が長くなりました。もちろんパソコン仕事だけではなく、あちこち動き回ることもあるにはあっても、それはだいたい建物内、もしくは街中に限ることです。
私の気持ちは、長年自然から遠ざかっていました。
しかし、その遠ざけられた反動が、不意に新しいキャリアへ飛び込む原動力になったようにも思います。私はこの会社に入社する以前に、すでに二度の転職を経験しています。自分なりの大きなチャレンジではありましたが、どれも前職をそれなりに生かせる方面の、いわば「延長線上の」転職でした。
三度目の転職を考えだしたとき、「これまでのキャリアを地続きに守っていくのではなく、ゼロベースで考えてみたらどうなるだろう?」と頭を切り替えました。
そのとき、真っ先に浮かんできたのが、自然に関わる仕事がしたいという思いでした。
安全・安心な整備と、自然の両立を目指して
時代の変化とともに街の姿は変わり、私が子どもの頃に駆け回ったような野原は、都市近郊では見かける機会が少なくなったかもしれません。
街が便利に、そして安全に発展していくことは大切である一方、いち松戸市民として、これから育つ子どもたちにも、「自然と触れ合う楽しさ」をたくさん体験してほしいと願っています。
安全・安心な暮らしを守る行き届いた整備と、営みを続ける自然を守り残すこと。この二つを両立させた環境を作り出すことのできる第一線が造園業です。自然と関わることのできる職業は数多ありますが、なかでも造園業に惹かれたのは、こうした思いが決め手となりました。
造園業はまったく未経験の身ではありますが、植物を扱う造園人として、そして地域密着企業の一員として、日々の何気ない風景の中にある「言葉にならない地域の願い」に耳を澄まし、日々の仕事に当たっていきたいと思っています。
いつか私の手掛けた場所が、地域の皆さんや子どもたちの大切な思い出につながれば、本当にうれしく思います。


