造園業界の基本を前にざっくり紹介したね!

お庭今昔物語。造園ブログスタート!

未来を想像しながらデザインしている造園業なんだけど「造園空間」っていうとやっぱり幅広いよね!

その分、必要な知識や技術もたくさんあるし!掘れば掘るほど面白い業界なんだよー!

そんな知られざる造園業界のこと、マニアックなところまで掘り下げていくよーーー!!

 

造園業とは

改めて、総務省の日本標準産業分類の中で、造園業は「建設業の中の土木工事業。その土木工事業を細分化したのが造園工事業」というものに分類されているんだ。

まずは、その「建設業」から紐解いていくね!

 

建設業」っていうのは、建設工事を施工する事業所が分類されるんだ!

建設工事は、

①建築物やその建物に関わる設備を新しく建てたり、改善させたり、直したり、壊したり、お引越しさせたりする工事のこと

②人々や企業が使う土地や道路をつくること

③大きな重機や機械を使って、解体したりお引越しさせたりすること

 

建物を立てるには、建築物そのもの・土地・工事のために必要な機材もあるもんね!

 

そして、建設業の中に「土木工事業」が分類されている。

土木工事業は、一般土木建設業に属さないで土木施設を完成させる事業所のこと。

この中でさらに「土木工事業」「造園工事業」「しゅんせつ工事業」に分類されるんだ!

土木工事って言うのは、生活に必要なインフラ整備(水道・ガス・電気)とか道路や橋、ダムだったり、災害現場の復旧工事とかの公共工事からビルやマンション建設の民間工事のことを言うから、

緑地とか公園とか、草木のある場所を整備したり、造ったりする造園工事と分けられているんだ!

ちなみにしゅんせつ工事っていうのは「浚渫」って字を書くんだけど、内容としては港湾や川の底をさらって、土砂を取り除く工事なんだ!

こうやって、細かく各業種として分類されているんだけど、どれもみんなが安全に生活する上で重要な作業を担っている工事だよね!

それぞれに役割があって、工事現場を分担して作り上げてる感じ!!

そう考えると、計画や設計をしてつくるって工程は一緒だから、建築業の大きな分類に一緒になってるのも納得だよね!

 

広大な苑地

さてここからは造園業を深掘るよ!

造園工事業は主に庭園,公園,緑地等の「苑地」を築造する工事を行う事業所が分類されるんだよ。

 

「庭園」でみんながイメージするのは日本には伝統的な「日本庭園」があるよね。

お寺の中にあったり、大きな日本庭園もあるよね。

リンク

 

最近だと洋風庭園っも増えてるよね!色とりどりのお花がいっぱい咲いていて洋画の中に出てくるお庭!!

天気がよくて、ちょうちょや小鳥が楽しそうに飛んでそうだよね〜♩

 

「公園」はどうかな?

みんなのおうちの近くに、ブランコやシーソーがある広場とかあるよね!

他にも、大きなジャングルジムやキャンプができる様なスペースがある場所も「○○自然公園」とかって名前だったりするよね!

コウメも公園にお散歩行くときは、どこにいってもテンション上がっちゃうよ!!

 

「緑地」って言ったら、もういろんな空間があるよね!

ビルとビルとの間の遊歩道スペースだったり、おっきな商業施設の休憩スペースにもなる広場とか!

まだまだいろんな「苑地」があげられるけど、造園空間っていうともっと広い意味で使われているんだよ!

 

日本造園業協会のHPでは、「あらゆる空間が造園建設業の活躍の場」って言っているんだよ。

たしかに苑地って東京でも増えている印象だよね。都会のビル群と共存している苑地ってそれもまた風情があるよね。

 

普段何気なく、出かけたり利用している場所や空間って、

誰かが造ってくれた空間であって、

誰かが整備したりして維持されていて、

人々の生活に合わせて、また新しいものを造られて、

そうやって誰かに支えられながら出来上がっているものなんだね。

 

こんな風に社会において様々な場面で必要とされる造園業なんだけど、造園業に携わる人たちは、本当にいろんな技術を習得しているんだ!

「職人さん」のイメージって長年の経験から匠の技を披露する・・・!ってイメージもあると思うけど、造園業界でも国家資格として認められている資格もあるんだよ。

庭造りの国家資格!?

みんなは国家資格っていうと、何を想像するかな??

有名な職業で言ったら、お医者さんとか、弁護士さんとか、、、?

 

そんなお仕事とおんなじ様に、造園業で必要とされる国家資格があるんだ!

 

「造園技能士」「造園施工管理技士」

 

「造園技能士」

は所定の試験に合格すると取得できるんだ!

造園技能士のレベルは1級から3級まであって、それぞれに「学科試験」と「実技試験」があるの。

学科試験だと庭園や公園に関する知識、関連する法令や規則、造園工事に使う材料や測量に関する知識などが問われるんだって。

実技試験だと、その人の造園技術をチェックする「作業試験」と樹木の知識をチェックする「要素試験」が設けられてるんだ。

試験自体は年に2回実施されるんだけど、中央職業能力開発協会のHPで試験の時期とか確認できるよ。

3級は誰でも受験できるんだけど、2級、1級はそれぞれ受験資格が必要になるんだ!

2級は実務経験2年以上、もしくは3級合格者であること、

1級は実務経験7年以上、もしくは2級合格後2年以上、3級合格後4年以上の実務経験。

3級から順々に資格を受ける人もいるし、実務経験があれば1級から受験することもできるしね!

 

「造園施工管理技士」

これは、施工管理技士国家資格のうちの1つ。

施工管理技士って・・・?

工事を実施する時に、施工計画や施工図の作成、その工事の施工管理(工程管理、品質管理、安全管理等)を的確に遂行できる知識、経験を持つ人のこと言うんだ!

だから、試験を受ける時には実務経験年数が必要にもなるんだけど、最終学歴とか現場監督経験の有無によっても必要な年数は変わってくるんだって。

 

完成した造園空間を長い年月、多くの人が利用すること考えると国が認めるくらいの知識や経験を持ってないと、確かなものは作れないかもしれないね!

実際これだけ、多種多様な空間で工事が行われている現代だから、国家資格を持っているっていうのはどこに行っても求められる人材だと思う!

 

造園業界や各企業で必ずしも資格がないと仕事ができないってわけじゃないけど、仕事の中で目指すものがあるのはやりがいがありそうだよね。

仕事をしながら技術や経験を積んで資格取得できた時の喜びは大きそう♪

 

まとめ

造園業土木業の中の分類の1つ

・庭園,公園,緑地等の苑地を作れるのが造園業

・造園業で働く人の国家資格「造園技能士」「造園施工管理技士」

 

今回は造園業とその資格について細かく説明してみたよ。興味が湧いた人は他のブログもぜひ読んでみてね!