2030SDGSsカードゲームとは

17の目標を達成するために現在から2030年までの道のりを体験するゲーム。

様々な価値観や違う目標を持つ人がいる世界で、与えられた「お金」と「時間」を使い、

世界の経済・環境・社会に影響を与えるプロジェクトを実行してゴール達成を目指します。

講師を務めてくださったのは、松戸市民向けSDGs普及啓発事業で知り合った

一般社団法人銀座環境会議「2030SDGsゲーム」公認ファシリテーター

平野 将人様 

https://www.ginzakankyokaigi.net/blog

カードゲーム前半戦

「お金ちょうだい」「時間ちょうだい」「まずはお金を稼がないと」

自分のチームの目標達成のことだけを追求してしまいがち。

 

▼社長に交渉する新入社員 造園男子

▼世界の状況メーターが大変なことに💦

前半戦の結果は・・・

世界の状況メーター経済13 環境3 社会0

目標達成5組 / 11組中

経済だけ発展して環境と社会のバランス悪く「豊かな世界に住んでいる」とは言えない結果になってしまいました。

造園会社でありながら環境破壊を進めてしまいました💦(笑)

カードゲーム後半戦

「お金が必要な人はいますか?」「目標達成したんだから社会貢献しなよ!」「環境の状態を良くしていこう!」

他のチームを援助するために見返りを求めずにカードをあげているチームも見られたました。

自分の目標を伝える、相手の目標を聞く、全体の状況を把握する行動に変わりました。

「環境を良くしていこう!」

後半戦の結果は・・・

世界の状況メーター経済11 環境9 社会10

目標達成10組 / 11組中

バランスのとれた世界になり、目標達成したチームが増えました。

ゲームを通じて得られたもの

ゲーム感覚で役職や立場関係なく対話が盛り上がる関係性が自然と生じて、楽しみながらSDGsについて学べました。

全社員に共通認識を持たせることは難しく感じていましたが、SDGsを身近なものとして捉えるのみならず、

幅広い視点を持つ人材育成のためにも社内研修として非常に効果的だなと感じました。

目標達成をするためには、リーダーシップやコミュニケーションスキルなどが問われるゲームの為

SDGsの理解浸透だけではなく、チームビルディングを目的とした研修としても効果が高いと思います。

社員の感想

・17の目標を独立したものと捉えていたが、いろんな形で繋がっていることが分かった。

SDGsに限らず目標を達成するためには、外に目を向けること助けを求めること等、他者と関わりが欠かせないと実感。

・SDGsのためにプラスチック製を止め、紙製品に変えたとしても、その紙を作るために伐採が増えたら意味がない等、1つの目標のために他を犠牲にしないことを改めて考える機会になった。

・日頃からコミュニケーションをとり、協力し合える環境作りが大切だと感じた。

目標達成前後で視野の広がりに変化があった。精神的余裕は様々な良い結果を生むと感じた。

・曖昧な解釈でいたSDGsのことを一段階レベルアップして理解できた。

意識せずとも行動に移せたらいいなと思った。

・「やらされている」のではなく「取り組もう」という自らの意識改革が必要だと感じた。

SDGsを学びながらチームビルディングを構築

良いと感じたものは持ち帰って共有する。

常に多方面にアンテナを立てておくことは大切ですね。

SDGsという言葉を聞いたことがない人やあまり興味関心がない人でも思わず熱中して楽しみながらSDGsの本質を理解することができるのでオススメです。

松戸市民向けSDGs応用講座に参加